この記事では次の悩みが解決できます。
- 米国株、最近弱くなってきた?
- そろそろ売り? いや、まだいける?
- そんなときに見るべき指標が「AAII投資家センチメント調査」
- 市場のセンチメント(投資家心理)を測る重要なデータ
AAII投資家センチメント調査とは?
全米個人投資家協会が毎週実施するアンケート調査で、個人投資家が今後6ヶ月の米国株市場について、以下の3つの選択肢から回答する形式です。
- 強気(Bullish) → 株価が上がると思う
- 中立(Neutral) → どちらとも言えない
- 弱気(Bearish) → 株価が下がると思う
この調査は1987年から続いており、個人投資家の市場心理を知る指標として活用されています。
私も定期的に見ています。
最近の結果(2025年2月26日発表)
弱気派が60%超え!
これは1987年以降の調査で7回目の高水準。
つまり、市場の悲観ムードが非常に強い状態です。
- 強気19.4%(前週比 -1.6ポイント)
- 中立20.0%(前週比 -0.3ポイント)
- 弱気60.6%(前週比 +1.9ポイント)
このデータをどう見る?
①弱気が多いと、逆に買い場の可能性
弱気派が増えた後に市場が上昇する傾向はあります。
悲観的なムードは、市場が底に近いサインの一つ。
②ただし、センチメントだけで判断は危険
センチメントは投資家心理を示すもので、実際の株価や経済指標とは異なる ため、他のデータ(経済指標、企業業績、FRBの動向など)と組み合わせて判断することが大切です。
私はVIX(恐怖指数)も確認しながら見ています。
現時点は19.62とまだ低いので、まだ足りないです。
まとめ
AAII投資家センチメント調査は、個人投資家の心理を知るのに有用な指標
最新データでは弱気派が60%を超え、市場はかなり悲観的な状態
過去の傾向では、悲観ムードが高まると株価反発の可能性もあるが、他のデータと合わせて分析が必要