スプラサイドの代わりに使える農薬(みかん編)

この記事では、次の疑問が解決できます。

  • スプラサイドの代わりに、今使える農薬は?
  • 春・夏・冬、それぞれどの薬が効果的?
  • 散布時に注意すべきポイントは?

結論

次の5つが実用的

それでは詳しく見ていきましょう。

なぜこの5つ?

スプラサイド2023年に登録が失効しました。

スプラサイドが使えなくなった今、、、

代替農薬には次の条件が必要です。

  • 2025年時点で登録があり使用可能であること
  • カイガラムシ類に実績と効果があること
  • 作用系統が異なり、ローテーション使用可能

今回紹介した5剤は、これらをすべて満たしています。

散布タイミングが重要

【1】越冬個体対策(2〜3月)

  • 使用薬剤:マシン油乳剤(97%)
  • 目的:越冬した成虫・若虫を窒息死させる
  • ポイント:発芽前に1回のみ使用。薬害注意

【2】若虫ふ化期(4〜6月)

  • 使用薬剤:アプロードエース等、残効性重視
  • ポイント:ふ化直前〜初期の散布が効果的。

【3】果実肥大期(7〜8月)

  • 使用薬剤:モスピラン、トランスフォーム、モベントなど速効型
  • ポイント:すす病や果実汚れの原因となる成虫を一気に抑える

散布スケジュール(実例)

時期使用農薬目的・補足
2〜3月マシン油乳剤(97%)越冬カイガラムシ対策。樹勢が弱い木は避ける
5月上旬アプロード or アドマイヤー若虫ふ化タイミング前に先手散布(結構効果あり)
7月下旬モスピラン or トランスフォーム成虫飛来に即効で対応、果実の汚れ防止

まとめ

スプラサイドが使えなくなったからといって、対策ができないわけではありません。
2025年現在、代替となる農薬はしっかり揃っています。

「すす病ゼロ・ツヤツヤの園地」を目指しましょう!

📌 本記事は2025年時点の登録情報に基づいています。
地域や品種により適切な時期・薬剤が異なる場合もあるため、JA・普及センターの助言も活用してください。

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