育児休業給付金(以下:育休手当)の計算方法って、難しくてわかりませんよね?
私もわからなくて困っていました。
少し調べてみたので、今回はその計算方法を記してみます。
今回は、育児休業開始前6ヶ月の賃金が1,500,000円(1ヶ月25万円)の場合を使って計算します。
もらえる金額(給付額)
- 1年間の合計給付額:約175万円
- 1ヶ月の平均給付額:約14万円
育休手当の計算
項目 | 計算方法 | 金額 |
---|---|---|
賃金日額 | 1,500,000円 ÷ 180日 | 8,333円 |
開始から6ヶ月間の給付額 | 8,333円 × 67% | 5,583円/日 |
6ヶ月間の合計給付額 | 5,583円 × 30日 × 6ヶ月 | 1,004,940円 |
6ヶ月経過後の給付額 | 8,333円 × 50% | 4,167円/日 |
次の6ヶ月間の合計給付額 | 4,167円 × 30日 × 6ヶ月 | 750,060円 |
1年間の合計給付額 | 1,004,940円 + 750,060円 | 1,755,000円 |
- 賃金日額の計算には、基本給や各種手当が含まれますが、賞与(ボーナス)は含まれません。
- 育児休業給付金を受け取るためには、育児休業を適正に取得し、休業中も会社に在籍していることが必要です。
- 支給額には上限が設定されているため、賃金が高い場合は上限額を確認してください。
育児休業給付金を受け取るためには、次の条件を満たす必要があります。
条件 | 説明 |
---|---|
雇用保険加入者であること | 育児休業を取得する労働者が雇用保険に加入していることが必要です。 |
育児休業の取得 | 育児休業を実際に取得していること。 |
育児休業前の就労実績 | 育児休業開始前の2年間に、11日以上働いた月が12ヶ月以上あること。 |
休業期間の要件 | 育児休業開始後、1ヶ月ごとに申請し、実際に休業していることが確認される必要があります。 |
その他の条件 | 事業主が育児休業制度を導入していること。労働者が育児休業中に別の収入を得ていないこと。 |
まとめ
育児休業給付金は、育児休業中の経済的な支援を受けるために重要な制度です。最新の情報や具体的な申請手続きについては、最寄りのハローワークや公式サイトを参照することをお勧めします。育児休業を計画する際には、給付金を最大限に活用しましょう。