戌の日とは?子を授かった時の最初にやることは?安産祈願の儀式

子供ができたという報告を妻から受けた時、嬉しさや喜びが込み上げてきますよね。

そして、次に考えるのは「なにをしたらいいのか」ということではないでしょうか。

そんなときに知っておきたいのが「戌の日(いぬのひ)」です。

戌の日とは?

「戌の日」とは、妊娠5ヶ月目に入った妊婦が安産祈願をする日です。日本では古くから、戌(いぬ)が多産でありながら、安産であることにあやかって、妊婦の安産祈願を行う習慣が続いてきました。戌の日は、干支に基づいた12日に一度巡ってくる日で、この日にお参りをすることで、母子ともに健康で安全な出産ができるように願います。

戌の日はいつ?

戌の日は、干支の暦に基づいて12日に一度やってきます。妊娠5ヶ月に入った頃の最初の戌の日に、安産祈願を行うのが一般的です。2024年の戌の日のカレンダーを確認するなどして、タイミングを見計らい、安産祈願の日を決めましょう。

戌の日早見表

戌の日の詳細を見やすく整理してみました。

2024年の戌の日

戌の日
1月6日(土), 18日(木), 30日(火)
2月11日(日), 23日(金)
3月6日(水), 18日(月), 30日(土)
4月11日(木), 23日(火)
5月5日(日), 17日(金), 29日(水)
6月10日(月), 22日(土)
7月4日(木), 16日(火), 28日(日)
8月9日(金), 21日(水)
9月2日(月), 14日(土), 26日(木)
10月8日(火), 20日(日)
11月1日(金), 13日(水), 25日(月)
12月7日(土), 19日(木), 31日(火)

2025年の戌の日

戌の日
1月11日(土), 23日(木)
2月4日(火), 16日(日), 28日(金)
3月12日(水), 24日(月)
4月5日(土), 17日(木), 29日(火)
5月11日(日), 23日(金)
6月4日(水), 16日(月), 28日(土)
7月10日(木), 22日(火)
8月3日(日), 15日(金), 27日(水)
9月8日(月), 20日(土)
10月2日(木), 14日(火), 26日(日)
11月7日(金), 19日(水)
12月1日(月), 13日(土), 25日(木)

どんなことをするの?

安産祈願の際には、神社やお寺に出向き、腹帯(はらおび)を巻く儀式を行います。腹帯は、お腹を支え、母体と赤ちゃんを守るためのもので、この帯を神社で祈祷してもらい、その後に妊婦が巻きます。

  • 祈祷:神社で安産祈願の祈祷を受けることができます。事前に予約が必要な神社もあるので、事前に確認しましょう。大きくて有名な神社ではない限り、当日予約で行けました。
  • 腹帯を用意する:腹帯は、妊婦の腹部を支え、体の負担を軽減するために使用されます。祈祷の後に巻く儀式が行われますが、自宅で腹帯を巻くこともできます。どちらにせよ、当日のご祈祷の際に預けることがあるので準備した方がいいです。私も最初は忘れそうになり慌てました。

服装は?

戌の日の安産祈願に行く際の服装は、基本的に自由です。しかし、神社やお寺に参拝することを考えると、できるだけ清潔感のある服装を心がけると良いでしょう。妊婦にとって無理のない動きやすい服装がベストです。

男性は、上は白色のシャツやポロシャツ等、下はジーパン意外のズボンが良いです。

神社の位にもよりますが、神様の前に出ても嫌がられない格好を意識して選んでみてください。と神主にアドバイスされたことがあるので、とても参考になりました。

わかりやすく手順を整理

  1. 日付を決める
     妊娠5ヶ月目の戌の日に行うのが一般的ですが、妊婦の体調を最優先に考えて決めましょう。
  2. 腹帯を準備する
     ネットで購入可能なので、調べてみてください。腹帯は単体だと無愛想なので、一緒に風呂敷を購入し包んでおくほうが見た目もお洒落です。
  3. 神社に事前確認をする
     予約制の神社もあるため、事前に電話で「予約の有無」と「服装」について確認しておくと安心です。
  4. 当日の準備
     清潔な服に着替え、「ご祈祷代」と「腹帯」を持って神社に向かいましょう。

まとめ

妻から妊娠の報告を受けたら、「戌の日」の安産祈願を考えてみましょう。戌の日は、母子ともに健康で安全な出産を願う大切な行事です。妊娠5ヶ月目の最初の戌の日を目安に、神社での祈祷や腹帯の準備をして、母体と赤ちゃんの安全を願ってください。家族の新しい命を祝福し、母子の健康を祈る大切な時間を過ごすことができるでしょう。